日本語で読めるベトナムサッカーと東南アジアサッカーの専門サイト。その他のスポーツ情報も満載!
[VIETNAM-FOOTBALLにログイン]
 ようこそ ゲスト様 
[VIETNAM-FOOTBALL ID取得]
トップ>ニュース>もう一つのアジア頂上決戦、知られざるAFC CUPの魅力に迫る(3)
もう一つのアジア頂上決戦、知られざるAFC CUPの魅力に迫る(3)
2017/04/08 12:00 JST配信
このエントリーをはてなブックマークに追加
(C) 片方明

大会方式変更によりチャンス拡大。期待の懸かるベトナム王者ハノイ

 ベトナムクラブも、ほかの東南アジア諸国同様AFCカップ(ACC)では苦杯をなめてきた。過去にベスト4入りの経験があるのは、昨年ACLにも出場したビンズオンのみ。2009年大会、ビンズオンは準決勝でシリアのアル・カマラと対戦。ホームでのファーストレグ、前半を終えて2-0と素晴らしいスタートを切ったが後半に手痛いアウェーゴールを献上。迎えたアウェーでのセカンドレグでは0-3と完敗し、2戦合計2-4で惜しくも決勝進出を逃した。

 今シーズンのACCに出場しているベトナムクラブは、ハノイFCとタンクアンニンの2チームだ。しかし、タンクアンニンは2戦でわずか勝ち点1に留まり、早くもグループリーグ突破が絶望的な状況に。そんな中ベトナム国内では昨年リーグ王者ハノイへの期待が高まっている。

 ACCの大会方式変更もハノイにとっては追い風になりそうだ。ACCにおける中東勢の一強状態を配慮したAFCは、今シーズンからの大会形式の変更に踏み切った。今大会から出場チームを東南アジア、東アジア、中央アジア、南アジア、西アジア(中東)の5地区に分け、グループステージとノックアウトステージにより各地区の王者を決定する。西アジア王者は過去の戦績を加味し、そのまま決勝へ進出できる。東南アジア、東アジア、中央アジア、南アジアの王者4チームは決勝進出をかけ、地区間プレーオフを行い、勝者が西アジア王者の待つ決勝へ出場できる。

 この結果、ハノイが順調に勝ち進んだ場合でも、中東勢と対峙するのは決勝のみということになる。また東南アジアナンバー1の呼び声高いタイのクラブが今大会は不在ということもあり、東南アジア地区王者も十分射程圏内で、アジア王者を目指すハノイにとってはまたとないチャンスだろう。

第3節にして待望の初勝利。ここから波に乗れるか?

 ベトナムサッカー紙Bong da(電子版)は開幕前、「ハノイがグループリーグを突破する可能性は極めて高い」と評したが、第1節、第2節とまさかの二連続引き分け。リーグ戦も併せて6試合連続で引き分けるなど精彩を欠く序盤戦となった。

 そんな中、ハノイは第3節、ホームにシンガポールのタンピネスを迎えた。なんとしても勝利が必要なハノイは前半、ベトナム代表の10番グエン・バン・クエット、キャプテンでエースのマロンクレ、元パリ・サンジェルマンのアルノーをゴールに近い中央寄りでプレーさせ、空いたワイドのスペースにサイドバックを走りこませる攻撃的布陣で得点を狙った。開始からペースをつかんだハノイは前半16分にアルノーのミドルシュートで先制点をゲット。前半を1点リードで終えた。

 後半立ち上がり、攻めあぐねるハノイに対しタンピネスがカウンターから決定機。キーパーとの1対1から放たれたシュートは僅かに右に外れ、ハノイは事なきを得た。直後の後半20分、こんどはハノイがビッグチャンスを迎える。右からのアーリークロスを中央に走りこんだグエン・バン・クエットが頭で合わせた。これで試合を決定づけたハノイは終盤にも2点を追加し、結局4-0でタンピネスに快勝。今季のACC初勝利を手にし、得失点差でグループ2位に浮上した。

 Bong da紙はこの勝利を「単なる一勝ではなく、ハノイに本来の姿、そして自信を取り戻させるものになるだろう」としたが、その言葉どおりに直後のリーグ戦では二連勝、首位に浮上するなど調子は上向きに。今後のACCでの戦いも充分期待できそうだ。

 今週よりグループリーグ後半戦が始まるACC。ハノイにはベトナム勢初のアジア王者に輝いてほしいものだが、まずはグループリーグ突破を期待したいところだ。

筆者プロフィール
片方明(Katagata Akira)
東京外国語大学に在学し、現在はハノイに語学留学中。サッカー好きが興じ、昨年はイギリスの大学に短期留学しサッカー学を専攻した。ベトナムでも語学を勉強する傍ら、スタジアムに足繁く通っている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2017年4月8日 片方明]. 
© Vietnam-football.com 2017 All Rights Reserved.  免責事項

コメントをどうぞ

最新特集コラムニュース
これより過去の記事は、特集コラムサッカー記事一覧でご覧ください。

Vリーグ順位表
順位 クラブ名 得点 失点 勝ち点
1 クアンナムFC 46 32 48
2 FLCタインホア 44 29 48
3 ハノイFC 54 31 46
4 タンクアンニン 42 34 43
5 サイゴンFC 40 29 43
6 サンナ・カインホアBVN 38 37 41
7 ハイフォンFC 35 33 38
8 ソンラム・ゲアン 36 36 34
9 SHBダナン 36 34 33
10 ホアン・アイン・ザライ 34 43 30
11 ベカメックス・ビンズオン 34 30 30
12 ホーチミン・シティ 29 46 25
13 XSKTカントー 32 50 22
14 ロンアンFC 30 66 10
記事ランキング
48時間 1週間 1か月間
【1】 川崎フロンターレU-13がベトナム遠征、元名古屋デュリックスの教え子と親善試合 (13日)
【2】 U-21国際サッカー選手権2017、昨年王者の横浜FCが白星発進 (6:45)
【3】 J1広島、タイ代表ティーラシン・デーンダーに獲得オファーか (14日)
【4】 シンガポール協会がSリーグ改革に着手、2018シーズンから外国人枠を削減 (14日)
【5】 U-21国際サッカー選手権2017、ベトナム選抜はタイ代表に敗れ黒星発進 (13日)
ニュース | お問い合わせ | 広告掲載
 
Copyright ©Vietnam-football.com 2017 All Rights Reserved