![]() (C) VFF |
(C) Youtube
|
中国で開催中のAFC U-23選手権2018は1月17日にグループリーグD組の最終試合が行われ、パク・ハンソ監督率いるベトナム代表がシリア代表と0-0で引き分けた。この結果、ベトナムは勝ち点を4に伸ばし、同組2位通過が確定。ベトナムが同大会でベスト8に進出するのは、今回が初めて。
パク・ハンソ監督は、この試合で、縦への推進力があるFWグエン・バン・トアンを今大会で初めて先発させるなど、若干スタメンを変更。ベトナムは試合開始のホイッスル直後から、積極的に仕掛けて、序盤の主導権を握った。20分を過ぎたあたりからは、徐々にシリアのペースとなるが、守備陣の粘りもあって、前半をスコアレスで折り返す。
後半に入ると、シリアが攻勢を強めて、ベトナムは自陣に押し込まれる苦しい展開となる。ベトナムは手薄なサイドから簡単にクロスを放り込まれるが、守護神ブイ・ティエン・ズンと中央に絞ったセンターバック3枚が必死でこれを弾き返す。その後も防戦一方の時間帯が続くが、相手の決定力不足にも助けられ、試合はこのまま両チーム無得点のまま終了。
同日同時刻に行われたD組のもう一試合で、韓国がオーストラリアに3-2で勝利したため、D組からは、首位韓国(勝ち点7)と2位ベトナム(同4)がベスト8にコマを進めた。これに先立ち、今大会では、マレーシアが東南アジア勢で史上初のグループリーグ突破を決めており、東南アジアから2チームも決勝トーナメントに勝ち残ったことになる。
なお、ベトナムは1月20日に行われる準々決勝で中東の雄イラク(C組1位)と激突。マレーシア(C組2位)は、韓国(D組1位)と対戦する。