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サッカーの東南アジア最強を決めるAFFスズキカップ2018が11月8日に開幕した。グループAに入っている優勝候補ベトナム代表は、敵地でラオス代表に3-0で勝利。まずは大事な初戦で勝ち点3を獲得した。
敵地ではあったが、観客の殆どはベトナム人サポーターという状況で、相手も格下だったため、試合は予想通りベトナムが一方的に攻める時間が続いた。立ち上がり、激しいプレスで主導権を握ったベトナムは11分、左MFドアン・バン・ハウ、FWグエン・アイン・ドゥックと繋いで、最後はFWグエン・コン・フオンが決めて先制。ベトナムは、その後もパスを回しながらチャンスをうかがうが、ゴール前にブロックを敷くラオスの守備を崩しきれない。それでも前半終了間際、バーを叩いたグエン・コン・フオンのシュートのこぼれだまをグエン・アイン・ドゥックが押し込んで追加点。ベトナムが2点リードで前半を折り返す。
後半も流れは変わらずベトナムのペース。ラオスも前半より積極的に仕掛けてきたが、攻撃の枚数が少なく、ベトナムゴールを脅かすには至らない。ベトナムは68分、ゴールほぼ正面で得たFKをMFグエン・クアン・ハイが得意の左足で直接決めて3点目。なおも攻めるベトナムは76分、グエン・コン・フオンが相手ゴールネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイドの判定。ベトナムは残り時間も途中出場の選手らが果敢にシュートを放つも、更なる得点は奪えず、試合はこのまま3-0でホイッスル。引いた相手にやや攻めあぐねたベトナムだが、まずは初戦白星スタートを切った。
同日行われたグループAのもう一試合では、マレーシアがアウェイでカンボジアに1-0の辛勝。カンボジア代表では、日本代表MF本田圭佑が現役を続けながら実質監督に就任して、注目をあつめたが、この日は不在だった。
なお、ベトナムは11月16日にホームで迎える今大会第2戦目で、強敵マレーシアと対戦する。