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Vリーグ2020戦力分析、大型補強のHCMCは真価が問われる一年に
2020/02/09 12:01 JST配信
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(C) bongda+

 ホーチミン・シティ(HCMC)は昨シーズンの開幕ダッシュに成功し、前期を首位で折り返したものの、終盤に差し掛かるにつれて失速。最後はハノイFCに勝ち点5差をつけられて2位でフィニッシュした。韓国人指揮官のチョン・ヘソン監督率いるHCMCは今オフに大型補強を敢行して、リーグ最強とも言える布陣が完成した。今年はAFCカップにも出場。過密日程が続く中、悲願のリーグ優勝を達成することが出来るだろうか?

誰もが羨む選手層、大型補強は吉と出るか凶と出るか

 今オフの移籍市場の主役は間違いなくHCMCだった。ベトナム代表のGKブイ・ティエン・ズンとFWグエン・コン・フオンの獲得は大きな注目を集めた。この他にも、元五輪代表のスピードスターであるMFボー・フイ・トアン、元U-20代表のMFレ・ドゥック・ルオン、DFレ・バン・ソン、昨季2部得点王のFWグエン・スアン・ナムを次々と獲得。こうした戦力補強は、過密日程を乗り越えるためのターンオーバーを見越してのものだろう。獲得した新戦力らは、いずれも即戦力の上、これからキャリアのピークを迎える選手たち。スター軍団となったHCMCは、マーケティングにも注力しており、今季は多くの観客がスタジアムを訪れると期待されている。

 不安要素としては、新戦力のうち、GKブイ・ティエン・ズンとFWグエン・コン・フオン、MFボー・フイ・トアンが昨シーズン殆どピッチに立っていないという事実がある。ブイ・ティエン・ズンは昨季、タインホアFCからハノイFCに移籍したが、レギュラー争いに敗れてベンチを温める日々が続いた。これにより、A代表から落選しただけでなく、昨年末のSEA Gamesでも、ミスから失点するなど不安定なパフォーマンスだった。

 “ベトナムのメッシ”ことグエン・コン・フオンは昨季、シント=トロイデンVV(STVV)に期限付き移籍。自身3度目の海外挑戦(J2水戸、韓国1部仁川、ベルギー1部STVV)だったが、いずれのクラブでも出場機会に恵まれず、毎回調子を落として帰国するため、ファンの間では、「好調なら前線で違いを生み出せる選手であることに間違いはないが、戦術理解や守備力に問題があるため、海外では通用しない」と限界説も囁かれている。本来のパフォーマンスを取り戻すには、多少時間を要するだろう。

 三浦俊也監督時代のベトナム代表で左サイドのキーマンとして活躍したボー・フイ・トアンは、圧倒的なスピードを武器としているが、非常に怪我が多い選手であり、最近は満足なシーズンが送れていない。新戦力が多いことで、連携や戦術理解の部分も不安視されている。今シーズンのVリーグは、新型コロナウイルスの流行により、開幕が延期となっているが、準備期間が長くなったことは、HCMCにとってプラスに働くかもしれない。但し、国内リーグとカップ戦、勝ち抜けばAFCカップもあり、過密日程になってくるため、戦力のローテーションは必須だ。

カギを握るのは新外国人の出来

 新戦力ばかりに目が移りがちだが、屋台骨を支えるのは、MFゴー・ホアン・ティン、DFグエン・フー・トゥアン、MFドー・バン・トゥアン、DFグエン・コン・タインといったお馴染みの顔触れになるはずだ。しかし、他のクラブと同様に勝敗のカギを握るのは外国人助っ人だ。HCMCは今年、AFCカップに出場するため、特例としてAFC枠で4人目の外国人選手の登録が可能。AFC枠で契約したパレスチナ代表FWマティアス・ハドゥエは、2018シーズン途中に加入してゴールを量産しているが、今季から新加入となる元スウェーデン代表FWビクトル・プロデル、元U-20ポルトガル代表FWアミド・バルデ、セネガル人DFパプ・ディアキテの3選手は、いずれもVリーグでは新顔のため、活躍できるかは未知数。

 Vリーグ制覇に向けて、メインスポンサーの豊富な資金力で大型補強を敢行したHCMC。戦力的にはリーグ2位の成績を残した昨季より、大幅にアップしているが、それ以前の2シーズンも毎年のように大型補強をしながら残留争いを強いられたことを忘れてはいけない。さらに、今年はAFCカップというチームにとって未知の戦いの舞台も控えている。過去を見ても、AFCカップに出場したチームは国内リーグで前年の成績を下回るケースが多い。ターンオーバーを含め、チームが一丸となって戦うことはもちろん、指揮官のマネジメント力が求められるシーズンになるだろう。現実的な目標は、首位争いに絡むこと。HCMCにとっては真価が問われる一年になりそうだ。

ホーチミン・シティFC
-本拠地:トンニャット・スタジアム(SVD Thong Nhat:1万6000人収容)
-会長:グエン・フー・タン
-監督:チョン・ヘソン(韓国)
-昨季成績:2位
-戦力評価:A
-今期予想:4位

移籍選手
OUT:
DFクエ・ゴック・マイン(ビンズオン)、MFレ・ホアン・ティエン(ビンディン)、FWアキナデ、GKグエン・タイン・ジエップ、MFボー・ウット・チュオン、FWマンサレー(フリー)、MFフイン・バン・タイン(ビンディン)、DFエワンデ(タインホア)、FWケスレー(引退)
IN:
GKブイ・ティエン・ズン(ハノイ)、DFレ・バン・ソン、DFレ・ドゥック・ルオン(HAGL)、FWグエン・コン・フオン(STVV)、DFパプ・ディアキテ(セネガル)、MFボー・フイ・トアン(SHBダナン)、FWグエン・スアン・ナム(フォーヒエン)、FWビクトル・プロデル(スウェーデン)、FWアミド・バルデ(ポルトガル)

今季所属選手
GK:
グエン・タイン・タン(31歳)、ブイ・ティエン・ズン(22歳)、グエン・ハイ・ソン(25歳)
DF:
ゴー・トゥン・クオック(22歳)、グエン・タン・ティエン(26歳)、サム・ゴック・ドゥック(27歳)、グエン・フー・トゥアン(27歳)、ブー・ゴック・ティン(27歳)、グエン・コン・タイン(22歳)、レ・バン・ソン(23歳)、レ・ドゥック・ルオン(25歳)、DFパプ・ディアキテ(27歳※セネガル)
MF:
チャン・タイン・ビン(26歳)、ゴー・ホアン・ティン(27歳)、チャン・フィー・ソン(27歳)、ドー・バン・トゥアン(27歳)、ブー・クアン・ナム(27歳)、ファム・コン・ヒエン(27歳)、ブー・アイン・トゥアン(32歳)、ボー・フイ・トアン(26歳)
FW:
グエン・コン・フオン(25歳)、ファム・バン・タイン(25歳)、グエン・スアン・ナム(26歳)、マティアス・ハドゥエ(27歳)、ビクトル・プロデル(31歳)、アミド・バルデ(28歳)

Vリーグ2020開幕5試合の対戦カード
クアンナム‐HCMC(A)
HCMC(H)‐タインホア
ハイフォン‐HCMC(A)
HCMC(H)‐サイゴン
HCMC(H)‐ベトテル

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[2020年2月8日 ベトナムフットボールダイジェスト]. 
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Vリーグ順位表
順位 クラブ名 得点 失点 勝ち点
1 サイゴンFC 19 6 23
2 ベトテルFC 19 13 19
3 タンクアンニン 15 14 19
4 ハノイFC 17 10 18
5 ホーチミン・シティ 16 11 17
6 ホアン・アイン・ザライ 12 12 17
7 ベカメックス・ビンズオン 13 9 16
8 タインホアFC 7 11 14
9 SHBダナン 18 14 13
10 ホンリン・ハティン 9 9 12
11 ソンラム・ゲアン 7 13 12
12 ナムディンFC 12 18 10
13 ハイフォンFC 5 15 10
14 クアンナムFC 13 27 8
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